【相場観】今週の相場~来週の相場に向けての考察 4月相場のおさらい含め、今週末の展開予想
今週の相場もお疲れ様でした。
4月の相場は難しいの一言です。
ここで、3月後半~現在までを、少しおさらいしていきたいと思います。
まず、3月後半については強い相場が続いていました。
トランプ氏の年末からの政策、アメリカの指標の強さ等から、売る理由もなく、またトランプ氏の政策期待もあり、継続的な強さが継続。
グレートローテーションの考え方から、ダウは20000ドルを突破、日経平均もいずれは20000円、という話も出ていました。
グレートローテーションの考え方を基本に上昇が続くと予想はしていましたが、3月末に関しては疑惑も入れつつの予想を出していました。実際に、3月末には下落方向となりました。
注意喚起を申し上げる配信をしております。
https://fidelia.unifas.co.jp/market-view/15147/
そして、4月初旬は下落。
4月15日にかけてはアメリカvs北朝鮮の戦争または核実験も!?という懸念が広がっての下落がありました。
15日の懸念を超えると、今度は反転の動き。
今月一番の懸念点であった北朝鮮問題が後退し、反転しました。
こちらでそれを示唆しているコラムを書いています。
特に、本日の相場観については、要約すれば、押し目は買いだという話です。
さて、ここでご質問ですが、
14日に、押し目を買いにいきたいとする投資家、あるいはアナリストがどれだけいましたでしょうか?
14日は、15日、16日の地政学的リスクを懸念し、大きく下落した一日でした。
基本的に様子見で・・・というのが通常の策で、誤りではないと思います。
しかし、私としては、15日、16日に実際に戦争に発展、あるいはアメリカがレッドゾーンとする核実験や長距離ミサイルを打つか、その確率を考え可能性は低いだろうとし、しっかり押した場面は買い、と紹介しました。
結果としては、北朝鮮はミサイルは打ったものの失敗、内容は、中距離ミサイルであろうということで、アメリカとしては保留、北朝鮮も何もしないのではなく威厳はしめした、という形になりました。
実際に当方の戦略としては、3月の銘柄多めの状況から、4月の頭にオールキャッシュポジションに転向し、その後個別銘柄(オービスやメドレックス等材料株)へ資金枠を移動投入、さらに14日には、すでに推奨終了したのですがJIS(7172) などの、割安大型系株へ転向し、まさに波にのるようなイメージで動いております。
難しい相場ではありましたが、個別はオービス、メドレックス、その他もろもろ動きましたし、悪いものは掴まず、いい紹介が出来ていると思います。
さて、気になる来週の相場ですが、いろいろなアナリストの意見を見ていると、上と予想する方もいれば、下と予想する方もいます。また、現在日経平均が18620円なので、18100~19100円あたりが予想レンジとしている方もいますが、そもそも上下両方に予想レンジを張っても投資家の役には立ちません。
上下両方にレンジを張っても、予想にならないため、せめて、上か下だけでも予想したほうが役に立ちます。
当方としては、地政学的リスクを乗り越え、フランス大統領選挙第一回投票と、トランプ氏税制問題、このあたりをクリアしてきた相場は、基本的には上路線ではないか?と見ていきます。つまりリバウンド継続、しかしながら戻り売りを仕掛けられる可能性は高い。
とみて、基本的には上昇路線、しかしながら売りが出るタイミングには注意をしながらの対処、ということになるとみております。
考え方としては、大型株に資金が入る可能性が高いことを考えます。
個別銘柄に関しては、先週末にマザーズなど新興が売られました。これをどう読むか、に焦点が移りますが、新興のチャート自体は壊れてはいない。しかしながら軽視もできない、ということで新興については月曜日の相場を見てからの判断、というのが望ましい。月曜日の新興相場が全体的に強ければ、底入れからの反転相場継続と考えていきたい。
すでに、会員様にはその戦略の元、銘柄を調整したりキャッシュポジションを調整したうえで週初に望んでいる状態。
来週の動きはまだ読みづらく、材料もそろっていないので、基本は上昇方向、戻り売り懸念。
ですが、押しがある可能性も視野に入れての基本上方向、しかし両天秤をかけての相場観として見ておきたいと思います。
新しく情報や考えなど出ましたら紹介いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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※『投資リスクについて』に記載された内容を十分にご理解いただきますようお願いいたします。