【低位株】【新規銘柄】3●●●に注目します。
もう一つ低位株を推奨しておきます。
GW明けぐらいに低位株の流れがやってくる可能性を考えています。
昨日紹介した低位株2●●●~なども、同じ流れのものですが。本日は反落。
しかし、低位株で継続性のあるもので黒字化したものは、中期的視野で狙ってみたい。
銘柄情報
INEST(3390)
現在65円
見解
★ビジネスモデル
・システム事業
・直販事業
上記二つが主力事業となっている。
連結子会社が7社、持分法適用会社2社がある。
飲食、歯科医師、美容院向けの予約送客サービスの提供を新規事業として行う予定。初期投資金額がかさむので今期、来期は損失が上乗せされる可能性が高い。
連結子会社が7社あるので、新規事業等を子会社にさせることで、もし事業が失敗したとしてもその子会社自体を破産に追い込むことで親会社の倒産を免れるという手段を持てるため、本体の上場会社としての上場廃止リスクを極力押さえ込めるという企業ガバナンスがとられている。
これだけ子会社に事業を分裂させているところを見ると、新規事業とかなり栄枯盛衰の早い事業に依存しているのではないかと思われる。
■強い製品の有無
ポータルサイト運営による部分が大きいが、そこまで大きな主力サイトがあるというわけではない。
・おとくケータイ(https://otoku-keitai.net/site3/?random=7Bu37olMuS)
・モバイル総合ナビ(https://mobile-navi.net/)
・EPARK(http://www.epark.jp/)
・ダイニングPOS(http://www.u-s-systems.co.jp/portal/smartpos/)
・住まいるタッチ(http://portal.smiletouch.info/)
など、他にもある。
■競合他社の存在(業界)
2315 カイカ
4748 構造計画研
7527 システムソフト
■将来性
スマートフォンの普及で市場規模は拡大しつつあるというのは理解。
WEB技術があると誰でも参入できる競合他社が多い印象のある業界であり、依存している会社が飲食などの足の速いビジネスであるので、業績拡大を着実に見込めない事業性があるような印象を受ける会社のビジネス形態であると思われる。
ゲーム業界のように一発でそうな収益構造でもないので収益の爆発力の期待は薄い。
IOTの流れに乗ろうと思えば乗っていける業態ではあるが、いまいちサービスの展開が乏しいので、将来性は現状のところ、ないに等しい。逆にいえば大きい市場、あるいはIoTの流れに乗るような材料が出れば、株価は居所を変える可能性はある。
■財務情報
・現金と売掛金の保有はほぼほぼ同額なのでそれほど危険性を感じない。
・借入金の規模が小さいので安全度は高い。
流動比率166%
固定比率23%
固定長期適合率18%
自己資本比率20%
現金信用率115%
総資本回転率7.8
総資本回転月1.5
■業績の推移
・業績の推移を見るとほぼほぼ業績は右肩下がり
・新規事業に強い成長力が見られない。
・食い扶持にしている事業の規模があまりにも小さい
・市場成長性はあるもの
売上高成長率85.0%
粗利成長率-3.0%
利益成長率-0.9%
原価率61.1%
粗利率38.9%
営業利益率4.2%
税前利益3.3%
・当期の特別損失として計上しているものはのれん償却額271百万、減損損失77百万の合計373百万円となっている。
■キャッシュフローの状態
当期CF
営業CF230
投資CF13
財務CF-215
営業キャッシュフローは前期、当期ともに黒字で推移しているので
営業自体はしっかりと行っている印象を受ける。
財務CFがここ最近大きめにでてきているが、長期借入金の返済が発生している模様。
■粉飾の有無
連結している会社があるので、内部取引自体ははじかれているとは思うが、これだけ子会社を有している企業組織なので、どこかに
抜け道があるのではと疑ってしまうが、今のところその危険性は少ない。
■役員経営者のHP上の写真有無
あり
■事務所所在地
東京都豊島区東池袋1-13-6イケブクロ・ロクマルビル
■監査法人の企業への対応
2012 あずさ監査法人
2015 あずさ監査法人
2016 あずさ監査法人
一つの監査法人が続いているところを見ると、会計処理の態度は
わりと優等生の部類に入るような印象を受ける。
■大量保有株主の状況
株式会社光通信 37.73%
株式会社アイ・イーグループ 3.33%
株式会社SBI証券 2.73%
有限会社あさしお 2.375
日本証券金融株式会社 2.15%
株式会社エフティグループ 1.91%
株式会社マイナビ 1.42%
株式会社ALL Japan Solution 1.40%
合同会社SISソリューション 1.37%
小林 俊雄 1.26%
大株主構成としては、多数の会社がはいってきすぎている。
これは好ましくなく、単独で会社の株を上昇させようとする勢力が手を出しにくいタイプの株だとも思える。
・不可解な行動と株主の入れ替わり
■株式市場の状況
①事業の将来性があまり芳しくない
②大株主の構成が複雑すぎる
③市場規模の拡大が見込まれるが、それほどマーケットシェアは大きくない。
④安定性もなさそう
今回企業を分析するにあたって、業績の転換点を迎えることができるかもしれない新規事業が発表されたが、
今のところそれほど目新しさもない事業なのと、どれだけの業績貢献があるのかがいまいちわからないので、現状では期待が持てるような会社ではないかもしれない。
唯一無二のサービスを着実に拡大していくような企業でもない。
屋台骨自体がふらふらなので、どうも健全性もあまり芳しくないような印象を受け、業績拡大のパワーも感じないところは難点。
◆上方修正がカギ
連結営業損益が、3億5千万の赤字から、1億500万の黒字に引き上げ。
新規事業のシステム開発日、人件費、販売促進日が予定よりも抑えられたことが要因。
業態の中で、これだけの改善を見せるのはなかなかに珍しい・・・が売上が減っているのは気になるところ。
しかし、これはシンプルに好感して良いと見て、ここから買いにいってみたい。
◆チャート
<ファンダメンタル分析>
時価総額 35 億円
予想PER— [—]
実績PBR 5.99
予想配当利回 0.00% [0.00%]
BPS(円) 16.1
無料メールマガジンの購読

※『投資リスクについて』に記載された内容を十分にご理解いただきますようお願いいたします。