【一般公開】【注目銘柄】ロゼッタ(6182) 推奨銘柄ではありませんが、何度か当サイトでも会員様にご案内はした銘柄です。
ロゼッタ(6182) の記事をまとめてみましたので公開いたします。
チャートが良いことなどから、注目はしてみたいということで、1900円台で会員様には時折ご案内しております。
業態
人工知能(AI)を用いた自動翻訳ソフト、法人向け翻訳サービスなどを提供しており、「T-4OO」「熟考」など専門分野やクライアントに特化した内容に強みをもつ。
業績
2018年2月期業績は売上5%増(対計画比87.2%)、営利▲238百万円の営業赤字となったが、今期見通しでは先行投資を終え、飛躍のステージに入ったとして売上・利益ともに黒字化となることを予定している。
受注ベースでは2018年期時点で機械翻訳事業が順調に拡大しており、今期はこの事業に集中し、人員拡充や他社との業務提携などを通じて販路を拡大し、増収増益を狙う。
株価指標
株価指標については、(時価総額 201億円、PER 111.7、PBR 22.4、EPS -121.7)となっており、株価指標からは成長期待銘柄といった数値となっている。
また、機械翻訳、翻訳サービスを手掛ける競合としては、
フュトレック(2468) (時価総額 63億円、PER 317.1、PBR 2.0、EPS -14.6)
ソースネクスト(4344) (時価総額 475億円、PER 26.7、PBR 7.4、EPS 20.4)
ビジョン(9416) (時価総額 666億円、PER 41.8、PBR 7.6、EPS 74.3)
アドバンスト・メディア(3773) (時価総額 394億円、PER 66.7、PBR 7.1、EPS 32.8)
翻訳センター(2483) (時価総額 84億円、PER 14.1、PBR 2.14、EPS 336.4)
などがあげられ、対してみると決して割安とはいえず今期以降の成長次第といったところか。
今後について
この機械翻訳に関しては、テーマ性としてはAI、オリンピック、グローバル化施策なども含むため、市場の関心度は高いことが直近の株価推移からもうかがえる。
2016年に上場来高値3290円をつけて以降、株価は下落トレンドを続けてきたが、直近の決算発表以降、先行投資が終わったとの発表に期待する評価がはいっているのか、悪材料による窓を開けての2018年4月の下落以降は上昇トレンドでの推移となっている。
更にこれからオリンピックが近づくことや、国を挙げてのグローバル化施策の進展が、業績に結び付くような材料となれば更なる上昇が期待できる。
テクニカル
なお、節目としては2100円、2300円あたりが過去の揉み合いレンジだったため、安定した地合いや新規材料によるパワーが必要。
このところは業績に悪材料での下げが多いため、テーマ性のある好材料がほしいところ。
しかしながら、テクニカル的には底入れ感があるので、じわじわ上昇していくのではないかと見て、中期的には面白いと見ております。